時間的な記憶

職場の人Yさんと話をしていたのだが、Yさんは、小学校6年生の時、〇〇君の家に遊びに行った時に、キウイを初めて食べたらしい。

要はキウイは昔はなかった果物だという話だったのだが、私が感心したのはYさんの記憶だ。小学校6年生の時という断定。余程、キウイの衝撃が大きかったのだろうか。

私は、時間的なことの記憶が苦手だ。短期間なら覚えていられるのだが、昔のことになればなるほど、いつのことだかはっきりしなくなる。出来事やその時の情景は覚えていても、それがいつあったことなのかわからない。衝撃的なことでも、その出来事自体は覚えていても、何歳とか何年とかという時期を覚えていない。

そういえば、父も時間的な記憶がはっきりしている人だった。何年にアレがあった、何歳にコレをした、……という話をよく聞いた。

おそらく、記憶の仕方というか記憶の引き出し方が違うのだろう。或いは、私は時間的なものをあまり必要だと感じていないのかもしれない。